Chocolate

チョコレートの食べ過ぎはどこから?リスクや目安を紹介

近年、チョコレートに対するイメージが変わってきており「食べると太るもの」といったものから「美容や健康にもいいもの」という風になりつつあります。

実際にチョコレートはカカオポリフェノールや食物繊維が含まれており、適切な摂取はおすすめです。しかし、健康にいいからと言って食べ過ぎてしまうとかえって悪影響を及ぼす可能性もあります。

今回はチョコレートについて、食べ過ぎと言われるラインや起こりうるネガティブな事態を紹介します。チョコレートの正しい摂取量を知り、おいしく日常生活に取り入れましょう。

横浜生まれのクラフトチョコレート専門店 バニラビーンズ VANILLABEANS

 

チョコレートを食べすぎるとどうなる?

ここではチョコレートを食べ過ぎると起こりうる4つのネガティブな症状を紹介します。体重増加や動脈硬化糖尿病、肌荒れなどが挙げられます。

 

 

体重増加

チョコレートを食べ過ぎるとカロリー摂取量が増えて、体重増加や肥満の原因になる可能性があります。チョコレートに含まれる脂質は体に吸収されにくい特徴を持つものの、必要以上に摂取するとやはり体重増加が避けられません。

また、チョコレートに砂糖やミルクがたっぷり含まれる商品を選ぶと、その分カロリー摂取量も増加します。チョコレートは食事ではなく間食に当てはまりますが、1日の目安とされている間食の摂取カロリーは200kcalと言われています。

そのため、チョコレートを200kcal以上を摂取すると、体重増加につながる可能性が高まります。

 

動脈硬化

チョコレートを食べ過ぎて体重が増加したり、また砂糖や脂肪分を摂取しすぎると生活習慣病のリスクが高まります。チョコレートの食べ過ぎで体重が増加し、さらに血液中のコレステロールが増加すると、血管が詰まりやすくなったり動脈硬化につながったりします。

チョコレートに含まれるカカオポリフェノール自体は血液の流れを改善する効果がありますが、脂質をたっぷり含むミルクや砂糖などが含まれるチョコレートを摂取しすぎると、かえって動脈硬化のリスクが高まります。チョコレートは商品の選択に注意しましょう。

 

おなかがゆるくなる

チョコレートには食物繊維が含まれているため、便秘症の方は摂取することで症状の改善が期待できます。しかし、食べ過ぎるとお腹がゆるくなる可能性があります。とくに、普段からお腹を壊しやすい場合チョコレートを食べる際の量に注意しましょう。

なお、便秘症の場合はチョコレートだけに頼るのではなく、食物繊維が豊富な食品を食事に取り入れるのがおすすめです。具体的には海藻類や果物、芋類などが挙げられます。

また、便秘に効果があると言われているチョコレートはハイカカオの商品です。そのため、ホワイトチョコレートやミルクチョコレートの場合はあまり期待できないでしょう。

 

ニキビ

チョコレートには脂肪分が含まれているので食べ過ぎると皮脂の分泌が活発になり、毛穴が詰まります。毛穴が詰まった結果、ニキビができてしまう可能性があるでしょう。適量のチョコレートであれば美容効果が期待できるものの、食べ過ぎるとかえって肌荒れの原因になるため、やはり適量の摂取がおすすめです。

チョコレートを食べ過ぎる懸念点としては本来であれば良い効果が出るものも摂取の量が過剰なあまり逆効果になるといった傾向が見られます。チョコレートを食べる際は摂取量に注意するのが大切だと分かります。

 

 

 

チョコレートを食べすぎると鼻血が出るって本当?

チョコレートを食べる際に「食べ過ぎると鼻血が出る」という話を聞いたことも多いでしょう。実際に子どもがチョコレートをたくさん食べているところを見て「鼻血が出るよ」と伝えたことがある人もいるでしょう。

しかし、結論としてチョコレートを食べ過ぎたからと言って鼻血が出るという根拠はありません。とりわけ、大人がチョコレートをたくさん食べたからと言って鼻血という形で症状が現れることはないようです。

ただし、子どもの場合はチョコレートを食べ過ぎると鼻血は出なかったとしても、食べ過ぎにより別の悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、お子さんにチョコレートを渡す時は少しずつ食べるよう注意しましょう。

 

 

チョコレートの摂取目安

チョコレートの具体的な摂取目安は定められていませんが、1つの基準として間食の目安である200kcalがあります。農林水産省や厚生労働省が推奨している間食の目安が200kcalでこの中でチョコレートを摂取していきましょう。

参考までに、一般的な販売されている板チョコは50gで1枚あたり摂取カロリーが250〜300kcal程度となっています。そのため、板チョコ1枚を食べると食べ過ぎになるでしょう。

チョコレートはまとめて食べるのではなく、1日に小分けにして食べることで、食べ過ぎを防げます。

 

 

食べ過ぎなければチョコレートはメリットが豊富!

食べ過ぎが気になるチョコレートですが、摂取目安を守るとメリットの豊富な食材です。ここではチョコレートを適切な量を摂取することで得られる4つのメリットを紹介します。

 

 

1.動脈硬化の予防

チョコレートの適量摂取は動脈硬化の予防効果があると言われています。チョコレートに多く含まれているカカオポリフェノールは、血流の流れを改善してくれる効果があり、サラサラな血液を作るのに役立ちます。

なお、カカオポリフェノールはダークチョコレートやハイカカオチョコレートに含まれているため、商品選びの際にチェックしてみましょう。ポリフェノール自体は赤ワインやりんごなど、様々な食材にも含まれています。

 

2.抗酸化作用

カカオに含まれているポリフェノールは抗酸化作用があります。抗酸化作用は、体の酸化を防いで細胞の老化を遅らせる効果が期待できます。細胞の老化を遅らせることは心疾患やガンなどのリスクを下げることはもちろん、美容への効果も期待できます。

 

3.リラックスにも効果的

チョコレートの適量摂取はリラックス効果も期待できます。チョコレートの成分にはセロトニンが含まれており、私たちの心の健康を支える役割を担います。セロトニンが不足すると落ち込みやすくなったり不安を抱えやすくなったりと、メンタルヘルスに影響を及ぼします。

仕事で気分転換したい時にチョコレートを一口含むとリラックスできるでしょう。また、チョコレートを摂取すると集中力アップの効果もあるとされているため、仕事や勉強のブレイクタイムにチョコレートとコーヒーを楽しむのがおすすめです。

 

4.腸内環境改善

チョコレートは腸内環境を改善する効果も期待できます。食物繊維が含まれているため、便秘がちな方にとってチョコレートは心強い食材です。ただし、チョコレートを食べ過ぎるとお腹がゆるくなってしまう可能性もあるため、あくまで適量を意識しましょう。

 

 

チョコレートのよくある悩みや疑問

ここからはチョコレートに関するよくあるお悩みを解決していきます。チョコレートは「健康や美容にいい」と言われる時と「食べ過ぎは良くない」と言われるときなど、さまざまな情報があるため悩む機会が多くあるでしょう。疑問点を解消してチョコレートを上手に生活に取り入れていきましょう。

 

 

高カカオのチョコレートは食べ過ぎたら危ない?

高カカオのチョコレートだけでなく、チョコレートは全般的に食べ過ぎると過剰摂取により肥満や肌荒れなどのリスクがあります。そのため1日に小分けにして食べるようにしましょう。

 

毎日仕事中にチョコレートを食べるのはダメ?

仕事中のチョコレート摂取はリラックス効果が期待できるためおすすめです。しかし、まとめて食べるのではなく、小袋のものを1つずつ食べたり砂糖の含有量が少ないものを食べたりするのをおすすめします。
 

子どもにチョコをあげるのはOK?

チョコレートを子どもにあげていい年齢は具体的に決まっていませんが、3歳を過ぎてから少しずつ与えるのが良いとされています。まずはチョコレートを含んだお菓子からはじめてみましょう。

 

 

チョコレートは適量が大切

チョコレートは摂取量によって効果が得られたりかえって体に悪影響を与えたりと、大きく異なります。そのため1日の摂取カロリーの中で少しずつチョコレートを取り入れましょう。

 

 

記事一覧へ