チョコレートは仕事や家事の合間にコーヒーと一緒にいただくとリラックスできるため、おやつに最適です。また、チョコレート菓子は子どもと一緒に楽しみながら食べられるため、家庭にストックしているという方も多いでしょう。
しかし、チョコレートを食べる際に気になるのがカロリーです。チョコレートはカロリーが高いイメージがあるため「自分は何キロカロリー位摂取しているのだろう」と不安になることもあるでしょう。今回は、さまざまなチョコレートやチョコレート菓子のカロリーを紹介します。また、おやつでチョコレートを食べる際の目安となるカロリー摂取量もあわせて解説します。チョコレートは1日に食べる量を決めておき、食べ過ぎを防ぎましょう。
一口にチョコレートといっても、チョコレートの種類によってカロリーは異なります。ここでは各チョコレートについて代表的な商品のカロリーを紹介します。
まずはミルクチョコレートのカロリーを紹介します。代表的なミルクチョコレートのカロリーは下記の通りです。
A商品 | 50gあたり283kcal |
B商品 | 50gあたり278kcal |
C商品 | 50gあたり285kcal |
いずれも商品ごとに大きな違いは見られず、300kcal程度でしょう。
次にホワイトチョコレートのカロリーを見ていきましょう。3つの商品のカロリーは下記の通りでした。
A商品 | 40gあたり235kcal |
B商品 | 45gあたり279kcal |
C商品 | 35gあたり195kcal |
内容量が若干異なりますが、ミルクチョコレートとほとんど同様のカロリーです。
次に、近年注目を集めるハイカカオのカロリーを確認します。ハイカカオチョコレートはカカオ分が70%以上のものを一般的に指しています。いくつかのカロリーを下記に紹介します。
A商品(小粒サイズ) | 5gあたり28kcal(50gは280kcal) |
B商品(小粒サイズ) | 4.8gあたり27kcal(48gは280kcal) |
C商品 | 100gあたり632kcal(50gは316kcal) |
ハイカカオの商品はグラム数がさまざまですが、他の商品と比較して若干ではあるもののカロリーが高い傾向があります。いずれの商品も50g程度で300kcalあたりが目安でしょう。
ここからはチョコレート菓子のカロリーを紹介します。チョコレート菓子はポッキーやラングドシャ、クッキーなどさまざまで、カロリーもそれぞれ大きく異なります。
次に卵白を使いサクッとしあがった生地にチョコレートクリームが挟まったラングドシャタイプのカロリーを見ていきましょう。
A商品 | 7.8gあたり44kcal(40gあたりおよそ225kcal) |
B商品 | 40gあたり214kcal |
C商品 | 40gあたり215kcal |
こちらは210kcal程度のものが多く見られました。
そして、チョコレートアイスのカロリー摂取量を見ていきましょう。今回はチョコチップとして入っているものでなく、チョコレートがふんだんに使われたアイスのカロリーを比較します。
A商品 | 90mLあたり230kcal |
B商品 | 200mLあたり298kcal |
C商品 | 140mlあたり229kcal |
アイスクリームは商品ごとに内容量が大きく異なりますが、チョコレートを使ったもののなかではカロリーが高い傾向にあります。夏場の暑い時期は食欲がなくなりますが、チョコレートアイスであればぺろりと食べられる方もいるでしょう。
ここからはチョコレートをおやつに食べる際の適量について解説します。なお、カロリー摂取量を基準にする場合、チョコレートだけでなく、他のおやつを食べることも加味して摂取量を考えましょう。
一般的に、大人の間食は200kcalが基準といわれています。そのため、チョコレートを食べる際は200kcalを基準に種類や量を決定しましょう。たとえば、板チョコの場合1枚で200kcalを超えるため、すべて食べるとカロリーオーバーになってしまいます。そのため「1枚の半分だけを食べる」「3片ほどを食べて、他のお菓子を食べてカロリーを基準内でおさめる」といった方法がおすすめです。
1日の間食は200kcalが目安ではあるものの、チョコレートだけでなく他の食品も積極的に取り入れましょう。たとえば、おやつを食べたい場合、チョコレートとプラスしてフルーツを食べる、チョコレートとナッツを食べるなど、チョコレート以外のものを摂取し、間食においても栄養バランスを意識しましょう。
チョコレートは、カカオポリフェノールや食物繊維などさまざまな栄養素が含まれているため、適量の摂取は健康に良いといわれています。しかし、他のお菓子やフルーツを組み合わせ、おやつの時間をより充実したものにしてみましょう。
ここからはチョコレートをたくさん食べ過ぎた場合の懸念点を紹介します。適量のチョコレートは、健康への効果が期待できるものの、食べ過ぎるとカロリーの過剰摂取による肥満や肌トラブルにつながる可能性もあるでしょう。
1日にチョコレートをたくさん食べ過ぎると、カロリーオーバーから体重増加につながる可能性があります。食べた分を運動で消費している場合、問題ありませんが、摂取カロリーが消費カロリーを上回っているとどうしても体重増加につながります。
また、体重増加をそのままにしておくと、やがて肥満になり、メタボリックシンドロームなど健康に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。太り過ぎは生活習慣病のきっかけにもなるため、摂取量は注意したいポイントです。
カロリーの摂取量は間食だけでなく日々の食事全体でも意識しましょう。参考までに、成人男性の1日におけるカロリー摂取量の目安は活動量が標準の場合、2,400〜3,000kcalです。運動量が低い方は2,200kcal程度が目安です。
女性の場合は2,200kcal程度を目安として食事量やメニューを意識しましょう。「昨日は食べ過ぎてしまったな」と感じる場合は、食事をカロリーを控えめにしたり間食を控えたりと調整することも考えてみましょう。
チョコレートを食べ過ぎると、脂質や糖質を摂り過ぎ、生活習慣病の原因になる可能性もあります。チョコレートに含まれる脂質は比較的良質なものといわれているものの、摂取量には限度があります。たとえば、1日にチョコクリームを大量に摂取していたり、チョコレート菓子の大袋をすべて食べ切ったりしている場合は、脂質や糖質の取り過ぎになるでしょう。
ただし、糖質をあまりにも取らないでいるとエネルギーが不足して疲れを感じやすくなったり筋肉量が低下したりする可能性もあります。何事も適量を目指しましょう。
チョコレートを食べ過ぎると、脂質や糖質の過剰摂取から皮脂の分泌量が増加し、ニキビをはじめとした肌荒れを引き起こします。他の栄養を取らずチョコレートばかり食べていると、肌が過ぎてメイクのノリが悪くなったりニキビに悩まされたりするでしょう。とくに、普段から肌が荒れやすい方はチョコレートの適量摂取を意識しましょう。
チョコレートはカカオポリフェノールや食物繊維をはじめとした体に良い要素が含まれているものの、食べ過ぎるとかえって悪影響を与える可能性があります。食べ過ぎはチョコレートだけでなく、多くの食材に当てはまるものですが、適切なカロリーを意識した摂取がおすすめです。